こんばんわ!哲也です(^^)
今週はずっとお店番になってしまいました(^_^;
天気良いなぁ
本日はPADIの主催するオンライン講習会が行われました。
まずは最近のダイビング事故事例やそこから見えてきた傾向にに関して話し合われました。
そのマイナス面である内容をお客様にもあえてシェアさせていただきますね
長いし、真面目な話にもなりますのでお時間あるときに覗いて頂ければと(_ _)
話されていた内容も要約しつつ、僕なりの見解も踏まえお伝えさせてください
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写真はありませんが
事故事例①初心者ゲスト8名、ガイド1名、アシスタント3名
海況はよく、水底は12m 透明度は7m~12mだったそうでう
集合は水底集合の指示だったそうです。
この事案に対し、チャット形式で参加インストラクターたちからの意見を募り検証していくというstyleで進められていきました。
※事故者はエントリー後カメラを受け取り、「大丈夫ですか?」とのスタッフの問いかけに対し
「大丈夫です」と返事をして船首の方へ移動していった。
下にいくと事故者(経験本数5本)の姿がなく、船の20m後ろで沈んでいた。
すぐに引き上げて人工呼吸、CPRを施したがその後、死亡が確認される。
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その場にいなかったので見えない部分もありますが、概ねこのような意見が出されていました。
◯一番多かったのが5本のダイバーに一人で水底集合がまずいよね
◯そもそもライセンストってすぐでスキルもまだ完璧では無いうちからカメラを持たせるってどうよ?
◯スタッフが4人もいて何やってんの?
◯むしろスタッフが多いが為に役割分担がはっきり話し合わされて無く、誰かがみてるだろう
という意識が生まれていなかったか?
途中で出てきた追加情報
◯エントリー時、ボート上で器材トラブルがありスタッフの1人はそちらに対応していた。
◯沈んでいたダイバーのBCDの中圧ホースが付いていなかった
→3つの確保の習慣ができていなかった可能性
オープンウォーターや常日頃からそういう習慣がなかったとしか考えられない
→バディチェックはおこなったのか・・・
それにしてもずさんなところが多く、当たり前の事ができていないがために(ダイバー自身もショップ側も)起こるべくして起こった事故なのではと思います。
小さなひやりが重なったときに事故になります。
そして事故はどこかの誰かではなく、自分にも起こりうることだと言うことを忘れないでくださいね。
この事故の裁判において
ダイビングショップ側に3000万円の賠償命令が下っています。
上記はほんの一例ですが、最近の事故事例から見えてきたもの・・・
ということで以下の項目が考えられます。
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以下のような事が大事であると言う事が見えて来ました。
簡単に話をまとめますね。
(一部パワーポイントを抜粋して)
①
まず上げられるのが体調不良による事故は実に全体の70%だと言う事 本当に体調不良で起こる事故が多いです。
そしてその年齢の方が多いと言うことも要因かもしれませんが
45歳以上の方が全体の70%である もしダイビングの前になんか乗り気しない、そんなときは躊躇なく辞める勇気を持ちましょう
それからグループ内にもその意見を尊重するような空気を皆が持つべきですね
ダイビング中、2本目、3本目で急に体調が悪くなるバターンもありますと。
それに伴い新しいハンドシグナルができました。
もう皆さんご存じですね?
このサインが出たら僕たちインストラクターは即座に対応し水面に浮上させます。
そして肺水腫の場合も考え得るので浮上途中に酸素分圧が下がる事によって
意識をなくすかも知れないという想定をしてすぐさま対応できる心構えをしながら浮上します。
水面に引き上げられたその後の対処に関して
問題になってきたのがここ1、2年のコロナの影響で
インストラクターや周りの人が人工呼吸をためらい、実施されなかったケースが
36%もあったと。
確かに最近の心肺蘇生法において、特にコロナ禍に置いては心臓マッサージだけで良いとされていますが、あくまで陸上においての事です。
※ただし相手が子供だった場合には人工呼吸も必要とされています(技術と装備があれば陸上においても人工呼吸はコロナ禍でもするべきです)
恐らくそのイメージで来てしまってためらってしまったインストラクターがいたのだと思います。
ここでも言っていましたが、ココでためらってしまうなら、固まってしまうならインストラクター辞めてくれと。それくらい緊急時における人工呼吸は大事です。
ダイビングでの事故では人工呼吸を必ず行って下さいわっしょいスタッフも皆がそのような場面になったときに動けると信じていますし、
定期的なトレーニングも行っていきます。
あとはバディに関しても皆さん意識をもう一度向けましょうねと。
バディは予備の空気源ですからね。
今回の話には出てきませんでしたが
自分とガイド、自分とバディ
今の位置関係、俯瞰して把握できているでしょうか?
バディの残圧把握できてますか?
バディのオクトパスやBCの吸気ボタンの場所など把握できてますか?
カメラに夢中になりすぎてないでしょうか?
エア切れになったとしても,最後のひと吸いでバディの元へたどり着ける位置にいますか?
確かに元々お友達同士なら言われなくても意識できるかと思いますが
ダイビングの場合、初めましてという方ともバディを組んで頂く必要があります。
その時、どれだけ意識できているかです。
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1.まずは自分の事は自分でしっかりやる
(体調管理、ブランクにならないようにしたり運動を心掛ける、器材のメンテ、器材のセッテイング)
2.そしてバディでもフォローしあう
3.最後にインストラクターやガイドがいる
この順番、抜かさないで下さいね
いきなり3にならないでくださいね
1.2.3があって安全性が高まります。
以上のまとめから見えてくる事は
まず第一条件としてはっきり言いますが、ダイビングにはリスクは伴います。
そのリスクをどうやって回避、許容していくかを講習では習ってきたはずです。
その意識や自覚をもって楽しくダイビングしていきましょう。
さらには事故が起こってからいかに対応するのかではなく
日頃から我々もトレーニングをしていく事が必要になってきます。
改めて気が引き締まりました。PADIさん、こう言う企画ありがたいです。
ありがとうございました!
これからも海と人をつなぐ仕事に誇りを持ってダイビング業界のみんなと精進していきます。
本日のブログはてっちゃん、オブラートに包みきれないところもありましたがご了承下さい。
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明日9/30(木)はお休みです
10/1(金)は山本と横田がお店番です。
12時~19時でOPENです
スケジュール更新☆彡☆重要情報☆2021年☆mobby'sドライキャンペーン2021年☆Bismインナーキャンペーン♪PayPay祭!!わっしょいダイバーズ感染症対策の取り組み2021/4/2 追記しました!
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